はじめに
最初に伝えておくと、ガンダムシリーズが大好きです。所謂宇宙世紀至上主義ではなく、ガンダムと名の付く作品は基本的に楽しめる人間なのですが・・・ジークアクスはちょっときつい。あ・・・ジークアクスは面白いと思いますよ。それでも、やっぱりジークアクスは好きになれないというか嫌いというより嫌悪感がある。
ちなみに劇場で「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」も観に行っていて、4話まで見た感想です。
大事なことですが「個人の感想です」
全体的に虚無
話題のアニメ「ジークアクス」に対し、私は強い嫌悪感を抱いています。この記事では、その理由を徹底的に批判します。単刀直入に言うと全体的に製作者側のオタクに対する蔑視とも取れる姿勢、そして記号化された魅力のないキャラクター造形が、作品全体に虚無感をもたらしていると感じるからです。
特にキャラクター造形がひどい
特にキャラクターの描かれ方には強い不満があります。謎めいた設定を与えられているものの、その実態は可愛い(ニャアアンって名前がもう狙っている)、セクシー(おっとり人妻とか)、イケおじ(緑のおじさんとか)といった表層的な記号を貼り付けただけ。深掘りされた個性や人間性は感じられず、まるで空っぽのマネキンのようです。登場人物全員に全く共感できないし、感情移入もできない。すごいんです、全くなんとも思えない、もう虚無なんです。普通作品を通してキャラクターに共感したり苛ついたりするんですが、本当にマネキンが棒読みのセリフで演じているようにしか見えない。(あ、声優さんの演技はすごいです。)このような記号的なキャラクターたちが命のやり取りをする物語は、私にとってグロテスクでしかありません。
視聴者を馬鹿にしているのか?
製作者側の「オタクはこういうのが好きなんでしょ?」という意図が見え透けている点も、嫌悪感を抱く大きな理由です。視聴者を思考停止した記号愛好家だとでも思っているのでしょうか。ガンダムオタクが好きそうな展開(4話の感想)が唐突に始まるのは、まるで願望充足のためだけに作られているようで、ストーリーとしての深みを感じることができません。
アニメ作品として、視聴者に安易な快楽を提供するだけの「ジークアクス」。その浅薄なオタク観、記号的なキャラクター、そして深みのないストーリーは、私にとって耐え難いほどの空虚感と不快感をもたらします。なぜこの作品が多くのファンを惹きつけるのか、私には理解できません。この記事を通して、私と同じように「ジークアクス」に違和感を覚えている方々と、このアニメ作品の問題点を共有できれば幸いです。
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