はじめに:黒歴史の通過儀礼だったはずなのだが
いや、偉そうなことを言える身分じゃないんですよ。私だって20代の頃は、身の程知らずにも実際の知り合いをモデルにした「脳内お花畑の都合の良い彼女」を作り上げて、寝る前にニヤニヤと脳内妄想に浸るっていう、今思い出すだけで冷や汗を通り越して吐き気がする黒歴史をしっかり通過してきましたからね。(ヤバい死にたくなってきた)
つまり、言ってみれば「そっち側」の人間なんです。あんな手のエロやファンタジーがもたらす脳汁の味は、痛いほどよく分かります。
だからこそ声を大にして言いたいんですが、あんなもん20代の若気の至りでとっとと卒業して、脳内か仲間内の薄暗い密室でこっそり処理しておくべき代物だったはずなんですよ。 なのに、いい歳こいた40代のオジさんが、その妄想をこじらせたまま世間の表通りに引っ張り出し、ドヤ顔で一般化させている。その光景があまりにもグロテスクで、見ていて胃が痛くなってくるんです。いたたた・・・
1. 具体例に見る「女性の形をしたオナホール」という構造
近年のトレンドとされる漫画やアニメ――例えば『今日から始める幼馴染』、『片田舎のおっさん剣聖になる』、『レジスタ』、あるいは『たのピク』『月曜日のたわわ』『宇崎ちゃん』あたりが良い例ですよね。
そこに登場する女性たちは、実態として「人間」の形をしてすらいません。 例えば『今日から始める幼馴染』に出てくる女子中学生なんか、解像度が完全にバグっています。「女子中学生とはこうであってほしい」という、こじらせたオタクの願望がそのまま型取りされただけで、人間としての血肉や精神性の複雑さが微塵もない。思春期の中学生って純粋だけどもっと繊細で複雑ですよ。ただのハンコ絵のマネキンですよ、あんなの。
※今日から始める幼馴染は絵柄も好きで最初は微笑ましく読んでいましたが、だんだん登場人物の描写が気持ち悪く感じるようになって読まなくなりました。居ねーよあんな中学生!(少なくとも自分の息子以外に週一回は中学生と関わる経験から)
さらに『レジスタ』に至っては、そんな未成熟な女子高生に中年男性が群がり、あろうことか恋愛感情を抱くさまを「癒やし」として無邪気に肯定して見せるんだからたまらない。
彼女たちは、主人公やスクリーンの向こうの読者に対して無条件にすり寄り、精神的な自尊心と性的な興奮を一方的に垂れ流してくれる。比喩でも何でもなく、あれはもはや「女性の形をしたオナホール」を中央に据えた、全自動の自尊心回復装置(お遊戯)を見せられているに等しいわけです。
2. 「創作」という免罪符と、勘違いしたおじさんたち
こういう話をすると、決まり文句のように「所詮はフィクション(創作)だろ、目くじら立てるな」という反論が飛んできます。 そんなことはこっちだって百も承知なんですよ。こちとら「創作」を肴に酒が飲める程度にはリテラシーがありますから。問題にしているのは、「創作という便利な免罪符を盾にして、その中身の気持ち悪さや、それに麻痺した脳みそを疑わない姿勢そのもの」なんですよね。
さらに滑稽なのは、SNSの普及でオタクカルチャーがちょっと日の目を浴びたものだから、自分たちの内輪の常識が世間一般の標準になったと盛大に勘違いしている連中が多すぎることです。
大きな勘違いをしないでほしい。カルチャーに市民権(?)みたいなものが与えられたからといって、お前たちが喜んで消費しているそのグロテスクな妄想までが、世間に「健全なもの」として認められたわけじゃないんです。 外から見れば、お前らの常識は十分すぎるほど異常で、痛々しい変態のそれなんですよ。
3. 結び:いつまでその「お人形遊び」を続ける気だ?
本来、この手のコンテンツは「こういう子がいたら現実逃避できて最高だな」と、自分のキモさを自覚しながら脳内でこっそり消費して完結させるべきものだったはずです。
しかし、近年の「弱男」たちは、その理想の女性像を現実にまで持ち込もうとする。その延長線上にあるのが、見返りのないアイドルや配信者に全財産を貢ぐ「推し活」という名の貢ぎ地獄です。実態のない幻想に全財産を溶かすその惨めな生活を、彼らはいつになったら終わらせることができるんでしょうか。
そして一番タチが悪いのが、「自分は何もしなくても、この作品の主人公のようにお姉ちゃんや幼馴染から無条件で好意を寄せられるはずだ」という致命的な勘違い(ご自認)を本気で抱いている点なんですよね。
40代を過ぎて現実逃避のファンタジーを卒業できず、自己客観視を完全に失った結果生み出されたのが、世間を騒がせる「ノンデリオジさん」のなれの果てです。この手の作品読んでいる連中が「おじアタック」をするんだというコメントは至極真っ当な意見だと思う。表現の自由は勝手に守ればいい。ただ、その自由の陰で「女性の形をした幻想」にしがみつき、ヘドロのような自尊心を舐め合って喜んでいるその哀れな姿だけは、直視して盛大に呆れておこうと思います。

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